「先生、うまいですね」

【授業研究】大学の授業「ロジカルシンキング実践」は後期の授業の中で私にとっては最も楽しい授業です。5年目の授業なのですが毎年少しずつ工夫をしています。昨日は11回目の授業。最近は長めのワークを多用しています。

 昨日は教科書を理解するためリワークですが、様々なビジネス分析方法を説明してあるページを読んで理解することが目的です。これを十数人ずつの3班に分け、更に2~3人ごとのチームに分け、各チームごとにテーマを分担させます。このチーム分けも分担も学生の任せます。その後、約40分間をかけて「まなボード」にまとめて、班内で発表し、リフレクションカードを書いて終了です。つまり私は内容について全く説明しません。しかし、学生たちは「この方法はの授業でも聴いたけど、自分で調べて説明して初めて理解できました」などの感想を書いてきます。

 今回は更に「まなボード」をライングループのアルバムにアップさせました。私が評価するためでもあるのですが、学生たちはテスト直前にこのアルバムを見ることで復習もできるというわけです。

 このワークの最中には寝る学生は皆無。スマホで遊ぶ学生もいません。全体に大きな声で指示することもなく、各チームに声をかけて進捗状況を質問で介入しながら確認していきます。その中で表題の発言が飛び出しました。

「先生、うまいですね」

「うん?なにが?」

「この授業ですよ。僕たちはすごくやる気になりますよ」

「そうなの?」

「はい、無理やりなところはないのに、いつの間にか真面目にやっていました」

「はは‥それはいいね。チームや仲間の支えだね」

「本当にそう思います。メンバー同士で支えあっています」

‥自分の授業スキルにちょっと自信が持てたうれしい瞬間でした。

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自重

【授業研究】この1週間ほど風邪気味です。昨日午後には楽しみにしていた会合があったのですが、出かける直前に頭痛がしてきました。かなり迷ったのですが、会場でダウンするのでは皆さんに迷惑をかけそうなので、欠席することにしました。で、午後・夕方と寝込んでいました。今朝はだいぶ楽になりました。

 いつも体調には気を付けているつもりなのですが、予定を変えてしまうと少々落ち込みます。今日を乗り越えると週末まで少し楽なスケジュールです。ここで調整して年末最後に並んでいる数回の研修会講師を乗り越えようと思います。

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小学生も同じ!

【授業研究】逗子市教育委員会のスーパーバイザーを務めています。今回は市立小坪小学校に伺いました。4時間目に全クラスの授業をさらっと見学し、5時間目は小4の研究授業を見学しました。直前に授業者の方と話をすると「子どもたちに話し合いの効果を実感させることが目標」とし、そのために私の講義などを参考にして「難しい問題を入れることにした」ということでした。

 最初から数人のグループ席でスタートしました。簡単な復習などの後に、難しい練習問題にチャレンジです。授業者の当初設定は「とりあえず10分間やってみよう」だったのですが、子どもたちの熱心な話し合いは続きます。これは見学していた私も驚きました。軽々解いてしまった子供もいるのですが、まだ解けない友だちとの話し合いが続きます。授業の前半ではグループ内で遊んでいた子どもたちも、この話し合いの時間は真剣に話し合いが続きます。結局、約20分間続きました。小学校4年生がこれほどにできるのは初めて見たような気がします。

 最後はきちんと「振り返り」を書く時間でした。あとで読んでみると「教えてもらってよかった」「1人じゃとけなかったけど、みんなに教えてもらってわかった」「他の人がどんな風に考えてるのかが分かった」「人に教えてわかってもらうのは大変だとわかった」‥などが続出。更に授業者が「ある子どもが終わってから『アタマ使い続けて、くたびれた~』とニコニコと叫んでいました(笑)」と紹介してくれました。

 これらの反応は高校生や大学生の場合と全く同じです。私が高校物理授業で開発してきた構成や介入の仕方が、小学生でも通用することを実感できました。この輪を逗子市の小学校全体、中学校に広げていきたいものです。

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山形県教育相談研究会山形支部研修会第2日終了

【授業研究】2日間にわたる10~16時までのセミナーが終了しました。私の重要な理論基盤はカウンセリングや教育相談ですから、そこに関わる皆さんに伝えたいことはたくさんあります。相談室で使うだけのスキルではなく、そのスキルや考え方は学校教育全般に通じることです。

 初日は物理授業を中心に教育相談がどう活用されているかをお伝えし、第2日は担任活動や教育者としての活動にどうつながるかを論じました。長丁場であるに関わらず、皆さんが話し合い、質問をし、うなずき、気づきを伝えてくださいました。とても楽しい2日間日となりました。ご出席の皆さま、幹事の皆さま、ありがとうございました。

 水曜夜に山形に入り、金曜日は山形北高校、土日は教育相談研修会、そして日曜日も山形に泊まり、現在雪の中を山形から東京に移動中です。4泊5日の山形滞在は色々な人に出会い、おいしい食事とお酒も楽しませていただきました。

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山形県教育相談研究会山形支部研修会初日終了

【授業研究】毎年呼んでいただいて4年目になる研修会講師です。昨日は2日間連続研修会の第1日でした。4年前の復習を兼ねて「授業体験」から始めて、今回は「メタ認知を促進するスキル」の解説をメインにしました。終了後の質問では「総合的な探究の時間」についてかなりの時間にわたる質問をいただき、私の考えをお伝えしました。改めて「探究」に多くの皆さんが振り回されている感じがします。

 午前10時~午後4時までのの研修会はじっくりと質疑応答ができます。普段できない深い話もできます。その意味では私にとってはとても楽しい一日になりました。明日はコンセンサスゲームのスキルと、授業改善に役立つカウンセリング理論やスキルについて取り上げます。楽しみです。

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山形北高校は質問ラッシュ!

【授業研究】山形北高校に伺いました。早めに到着して5,6時間の授業を見学させていただき、放課後に研修会でした。1時間ちょっとの研修会でしたが他校からも10名程度のご参加がありました。

 最初の15分くらいの説明を終えて質問をとるとたくさん手が上がります。途切れることなく続いて終了予定の17時になってしまいました。別用があり迎えに来てもらうのは17時半だったので、そこまでは有志参加で質疑応答を続けることにしました。ほとんどの方はそのまま参加。教頭先生が「勤務時間過ぎていますからご無理のないように」と案内しても誰も動かない‥感じでした。こんなことは私も初めて。うれしい驚きでした。

 別用で中抜けして、夜は懇親会に途中から参加。ここでも話題は授業について延々。楽しい時間が夜遅くまで続きました。答えきれなかった質問に回答するためにもまた来たいものです。みなさまありがとうございました。

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茨城県に伺いました

【授業研究】茨城県高等学校教育研究会進路指導部研究協議大会の一部に出席して、「総合的な探究の時間」について私見を発表させていただきました。

 依頼を受けて調べてみて感じたことは3つ。1つは約20年前の「総合的な学習の時間」導入の時の混乱によく似ているということ。2つは「主体的・対話的で深い学びの実現」を標榜した授業改善を軸に考えるとこの問題解決は以前よりは理論的にすっきりしていること。3つはいつの間にか私は色々な事例に詳しくなっていたことです。

  約20年前に私はひょんなことから「総合的な学習の時間」としての「キャリア教育」のプログラム開発の担当者になりました。教科書がないことに当初は戸惑いましたが、仲間とともに取り組み始めると実に楽しいプログラム開発になりました。同僚、生徒たち、保護者とともに楽しく実践できました。

 この成功がもとになり、私は高校物理の授業改善のヒントを得ることになり、その後実践して成功しました。その授業成功の骨子は「内容目標と態度目標の二重構造」「プロセス調節をしてコンテンツの質を上げるという考え方」「活動中の振り返りと活動後の振り返りの二重構造にした介入スキルの開発」などが大きな要素でした。その考え方を「総合的な探究の時間」に敷衍することで20年前より論理的な一貫性を明確に理解できるようになりました。「社会に開かれた教育課程」「カリキュラムマネジメント」などもすっきりとつながります。

 更に探究科で有名な京都・堀川高校の授業改善に関わらせていただいたこと、神奈川大学・安彦忠彦先生に「習得」「活用」「探究」の理論的構造を教えていただいたこと、SSHやSGHの発表会などに何度も呼んでいただいたこと、都立町田高校の「探究の時間」の試行的な取組みを継続して見せていただいたことなどにより、現実的な導入方法の問題点や解決策も見出すことができました。

 それらを整理して約1時間の講義&質疑応答を行いました。たくさんの質問をいただきお役に立てたようです。私は原稿を作りながら、現場に戻って「総合的な探究の時間」のプログラム開発に取り組みたい気持ちになってきました。現場の皆さんが20年前の私たちのように、楽しみながら、負担軽減と効果倍増を実現して取り組んでほしいものです。

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